20170731

通りすがり、鮮度

















古い建物の壁の質に引き寄せられて
近くまで寄ったら
鮮度のある飛沫

建物の持ち主にしたらどうだろう
やはり迷惑なのだろうけれどしかし
ただこの部分だけに飛沫があって

もうそれがただ
夢中にさせるような滴のなにかを
そこに飛沫せていて

うしろめたくなりながらも
しばらくそこで
ただここにあるこの
明暗光と影
色彩と質を
眺めてしまっていた