20170823

赤い川

知床の友人からカラフトマスが送られてきた。なかなかいい顔したやつだ。野生的。体つきもいい。樺太生まれの母にさばいた後の切り身をおすそ分けしたら、おお、これは新鮮で最高のマスだね!と瞬間的にうわっとなって大喜びしている。こんな色味のマスはなかなかないよ。って言って。母は、樺太時代じいさんが網元だったことが自慢で美味しい魚を食べまくって来た自負があるのだ。「わたしはほんとうの美味しい魚の味を知ってんだよ。」
魚を見るときの目利き感は確かにある。魚屋でもスーパーでも、美味しいものがあれば素早く見つけてくる。食卓に上る魚はいつもとてもおいしかった。だから、特別おいしい魚を見分ける能力みたいなものが、この世にあるんだなぁと思ったものである。多分見分けるポイントをたくさん経験で身に着けているんだろな。わたしがどんなに真剣に選んでもこういう選び方はできない。子供時代、川が赤い時期あったのだという。遡上する大量のカラフトマスを見た記憶が鮮明にあるということだ。「川が真っ赤だったよ。まぁ・・・食べごろだよね。」ぱんぱんに張った新鮮なマスはほんとうの魚の味がして、塩をふって焼いたりシチューにしたり。何とも言えない味わい深さで大満足なのであった。