20180312

鑑賞のヒントその2「絵の謎」



中学生にも分かってもらえる内容を目指すシリーズ^^;

鑑賞のヒントその2「絵の謎」

「あ、チューリップの絵だね。」って
すぐに納得されちゃうような絵にはしたくないんだ。
言ってる意味伝わるかな・・・。
いや、ひねくれてる訳じゃないよ。
わざと分かりにくく描こうってことでもない。
あのさ。
すぐに解けるなぞなぞなんてつまんなくないか?
いろんな方向から見たり。
前後ろだけじゃなくて、斜め下から上から。
遠くから近くから。
いろんな時間に見たり。
朝ねぼけ眼で。朝の光で。
夕暮れの疲れた体で。
夜眠る前の冴えた目で。とかとか。
考え事しながらとか。
見るって言ってもいろんな見方してるもんさ。
そしてね。絵描きって自分が描いている途中の絵も
よく見てるんだよ。
描いている途中の絵を見ているとね。
チューリップっていうイメージを超えたものが
じわじわ現れてくるんだよね。
はみ出してくるなにかがあるんだよ。
なんだか中二病みたいか?笑
「はみ出してくなにか」ってなんだ?って?
チューリップひとつとっても
チューリップってこんなもん。
っていういつものチューリップからはみ出る
よく分からんものでチューリップって
実はできてるよなって。
描いていると感じるのさ。
ほら。何も見ないでチューリップ描いてみて!
って描かされたらさ、どんな絵になる?
多分・・・・そうそう、そういう絵だよね。
それがいつものチューリップのイメージかなぁ。
でもね。見れば見るほど
分からんものが見えてくるよ。
自分の描いてる途中のものもそうなんだ。
見ているほど、わからなくなる。
手に負えなくなる。
この手に負えなくなる感じ。
じつはこれが
大事なんだよね。
後でまたここに触れるから
覚えておいてね。
分からんもん=「謎」さ。
なぞなぞだよ。
例えば、色。
例えば、ライン。
例えば、温度。
例えば、匂い。
例えば、過去の遺伝子の記憶なりなんなりさ。
あ、こんな姿してたのね。
っていう気づいていなかった顔が無限にある。
描いている絵だってそうさ。
この線、このかたち。なぜこんな線が出てきたのか?
どうしてこんな風に見えちゃうんだろ。
描いてしまうのだろう。
でもね、
「絵」にしようと思ったとたん、
むしろ、その「謎」がカットされてしまうんだ。

続く